リーダーシップとマネジメントの違いって? ドラッカーの定義はどうよ

   


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人にそれぞれ個性があるように、リーダーシップもそれぞれで良くて、答えは一つ
じゃない。これってごもっともですが、突き放されてえらく不親切?
だって「自分で考えて、何とかしろよ!」って言われてるのと一緒ですよね。

それがわかって我が道を行けるのであれば、苦労はしないわけで・・・。
そもそもリーダーシップって何でしょう?
そしてマネジメントとの違いって何なの、どこに差があんの?

私も中間管理職となって久しいので、自分なりに調べて考えてみました。
そして経営の神様ドラッカー先生は、どんな定義付けで、とらえて
いらっしゃったんでしょうか。

併せてご紹介しますので、会社でお悩みのあなたに、きっと力になれるかと、
ではおつきあいください。

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○ マネジメントは管理志向

例えばリーダーとマネージャーの違いは何かと問われると、

リーダーはリードする人、マネージャーはマネージする人
って端的な解があります。

言葉の意味からひもとくと、Manageは「なんとかやり繰りする」を意味します。
マネージャーとは「やり繰り人」にほかならず、何をやり繰りするかと言えば、
有形無形の限られた経営資源全般です。

企業の継続と発展・成長を図るうえで必要とされる経営資源には、ヒト・モノ・カネ・
情報資源のほか、知識・技術・時間・空間・顧客・システム・特許・企業イメージ・
ブランド資産などなど、数多くの有形無形の資産があります。

これら全てに共通するのは「有限」ということです。
供給に限度があるとき、おのずと「やり繰り」の必然性が生れてきます。
マネージや管理というのは、まさにやり繰り、従って

「マネジメントとは、限られた経営資源をやり繰りしながら所定の目標を
達成して成果を上げること」と定義づけが導けます。

○ リーダーシップは改善+革新志向

他方リーダーシップとは??
マネージャーがなすべきことをキチンとこなした上で、人の心に火を燃やすこと、
とでも言いましょうか。

チームにビジョン(あるべき姿や理想像等)を示した上で、具体的な戦略や目標を
示すことができるか否かです。
ここにこそ、リーダーシップとマネジメントの違いがあり、
この差は決定的に大きいと言えます。

ビジョン・目標・戦略の3点セットを一言では『方向性』と言えます。
メンバーに対し方向性を示し、理解と納得と共感を樹立して、一定の方向に導く。
導くとは文字どおり『Lead』です。
恐怖や怒りではなく、信頼をベースに導く人が「リーダー(導く人)」と言えます。

 

○ マネージャーとリーダーの差

マネージャーが管理志向に重きが置かれるのに対し、
リーダーは改善プラス革新志向が加わります。

現状を前提に5%なり10%なり地道に改善を図ろうと言うのがマネージャーなら、
現状をご破算にしても新たに作り直そうと動くのがリーダーなんです。
シュンペーター言うとこの「破壊的創造」のできる人です。

 

○ HOWで考える、 WHATで考える

またこんな言い方もできます。

HOW(どうやるか)で考えるのがマネージメント、
現状を前提とした上で効率向上を狙うことです。
対してWHAT(何をやるか)を考えるのがリーダーシップ、
効率に対して効果を追求することです。

どんなに効率を高めたとこで、企業の発展の有効でないことをやっているのでは
全く意味ないです。限られた経営資源のムダ遣いという結果を招くだけです。

さらに言うと、マネージャーが失敗回避型の人であるのに対し、
リーダーは計算されたリスクを冒すことのできる人です。

そもそも新たな挑戦に対し、人や組織をリードするときに、全くリスクがない
などということはあり得ないです。

国でも企業でも、リーダー不在のときには、烏合の衆が生まれがちです。
1人のリーダーシップの影響力と責任は、100人の部下のそれよりも重いです。

1頭の羊に率いられた100頭のライオンより、
1頭のライオンに率いられた100羊の軍団の方が強いというたとえもあるほどです。

 

○   ドラッカーならどう定義する?

ドラッカーの言う「マネジメント」は、日本語で言う「管理」とは違い、
「リーダー」の色素が濃いものと定義づけます。

『マネジメントとは、事実に命を吹き込むダイナミックな存在である。
そのリーダーシップなくしては、生涯資源は資源にとどまり、
生産はなされない。

彼らの能力と仕事ぶりが、事業の成功さらには
事業の存続さえ左右する』と言っています。 (現代の経営)

つまりマネジメントとは管理することが目的ではなく、
リーダーとして組織を率いて仕事の成果をあげることが目的というわけです。
いわば組織の成果に責任を持つ人のことを言うのです。

また目的達成のために最も正しく、素早く動ける態勢をつくることも重要です。
ドラッカーはマネジメントには3つの役割があると続けます。

『第一に、組織の特有の使命すなわち目的を果たすことである。
第二に、組織に関わりのある人たちが生産的な仕事を通じて生き生きと
働けるようにすることである。

第三に、自らの組織が社会に及ぼす影響を処理するとともに、
社会の問題の解決に貢献することである』 (チェンジ・リーダーの条件)

マネジメントすなわちリーダーシップとは、資源を生かして仕事の生産性を高め、
社会的な存在としてその責任を果たすことであるというわけです。

 

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○ 『7つの習慣』のコヴィー流に言うと?

スティーブン・R・コビーは、どうとらえますでしょうか。 それによると、

リーダーシップ: 「望む結果」であり、何を達成したいのかという質問に
答えようとするもの。
マネジメント:  「手段」であり、どうすれば目標を達成できるのかと言う
質問に答えようとするもの。

前者は正しくはしごをかける、後者ははしごを効率よく登る、
前述のWHAT、HOWの志向にも通じますね。

 

○ まとめると

様々な視座から、リーダーシップとマネジメントについて、考えてみました。
方向性を示し、理解と納得と共感を確立した上で、人を一定の方向に
導いてこそのリーダー。

リーダーかマネージャーか、この違いを明確にとらえてる管理職も案外
少ないかとお見受けします。

あなたはここを意識して、周囲と差別化したいですね。
それではおつきあい、ありがとうございました。

 

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