長寿高齢社会の日本において、認知症は言わば国民病、両親も高齢だったり、
いつ自分や家族が直面するか、明日をも知れないところです。
この病も一筋縄でいかない、一番の対策は、早めに気付いて対処することとも
言われます。 まずは基礎知識のABCを学び、有事に備える、知ってきたい
認知症のアレコレ、今日はお役立ちで頑張りますので、お付き合い願います。
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Contents
認知症とは? 代表的な疾患は・・・
あらためまして、認知症とは、何らかの原因で脳細胞が死滅したり、働きが悪化する
ことで、様々な障害が起こる病気でございます。 まずは代表的な疾患から幾つか。
・アルツハイマー型認知症
異常なタンパク質が脳にたまり、神経細胞が死に、記憶を司どる海馬から萎縮が始り、
次第に脳全体に広がっていきます。 認知症の多くを占めており、進行が比較的に
早く、40代から発症もあります。
・脳血管性認知症
脳梗塞・脳出血・脳動脈硬化などによる神経細胞の死滅や神経ネットワークの崩壊に
よって発症し、後遺症としての認知症です。脳のどの部分にダメージを受けたか、
また障害の程度により、症状が異なります。
・レビー小型認知症
大脳全体にレビー小体と呼ばれる異常なタンパク質の塊が現れます。 実際の症状
として、幻覚や睡眠中に怒鳴ったり、奇声を発する異常言動症状が目立ち、認知症
全体の2割ほどを占めると言われます。
・前頭側頭型認知症
前頭葉と側頭葉の萎縮によって発症します。 もの忘れはひどくないようですが、
常識はずれ行動が目立つのが、特徴と言われます。 若い患者も往々にして発症する
とのことですが、全体に症例も少なく、解明できていないことも多い認知症と言えます。
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認知症の症状は、2つに大別してとらえる
脳細胞の不具合で直接的に起きる中核症状と、それに性格や環境が作用して行動や
心の働きとして起きてくる症状の2つに分けて考えられています。
◎中核症状
脳の神経細胞がうまく働かなくなることによって、直接発生する症状で、
現実認識が正しくなされなくなります。
・見当識障害
(年月や時刻、自分の居場所などがわからなくなる)
・実行機能障害
(買い物で同じものを購入してしまう、料理など並行して進められないなど)
・理解・判断力の障害
・感情表現の変化
◎行動・心理症状
性格や環境・人間関係など種々の要因が絡み合い起こる、心理面・行動面の症状です。
不安・焦燥、うつ状態、徘徊、幻覚・妄想の類です。
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認知症の簡単チェックポイント
認知症と、加齢によるもの忘れか、違いを見極めましょう。
例えば朝食のメニュー忘れたっていうのは、加齢によるもの忘れ、
朝食を食べたことを忘れたっていうのは、認知症の症状と言えましょう。
◎ご家族のこんな症状に気付いたら要注意!
・家に閉じこもり、外出したがらない
・一人になることを寂しがる
・日時がわからない
・鍋を焦がす、火を消し忘れる
・同じ話を何度も繰り返す
・ものを失くす
・財布を盗まれたと言う
◎ご近所や地域の人の気付きも重要!
・食べ物やゴミを放置する
・家屋が著しく老朽
・失禁したまま
・近隣住民とのトラブル
・家屋内外に異臭
・閉じこもり状態
・他者との関わりを拒む
・汚れた服を着ている
・入浴しない
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おマトメ
誰でも老いは訪れます。 老いだけではないとは言え、認知症ケア、
周囲で思いやりをもって、気づいてあげたいですね。
(あと自分、では防ぎようがないんですかね?
このあたりは、またいずれ調べてみます。)
※ こんな記事は、健康に関連して、いかがでしょか? ↓
何事も日々の備えですからね。。

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