サラリーマン生活でムダ取りや改善って避けてとおれませんね。
これ当然にプライベートでも同様なわけですが、本日はドラッカーの名言から、
時間のムダを一掃する極意に迫ります。
マネジメントの大家といえば、ドラッカー先生ですね。
今までご存知なかった方、あるいは読む機会がなかった方、なかなか時間の取れない方、
大事なポイントを要約しましたので、ぜひお読みください。
Contents
○ ムダを削減する効率的な方法
・2週間やめて問題がなければ、その仕事は要らない
ドラッカーは、時間のムダ遣いを強く戒め、こう言います。
捨てることである。すべての仕事について、まったくしなかったならば、何が起こる
かを考える。何も起こらないが答えであるならば、その仕事は直ちにやめるべきである。』
(経営者の条件)
私はこの教えを応用し、関連工場の管理部門の仕事を2週間にわたって、止めました。
常々有用性が疑問視されてましたが、業務を止めた2週間、特に問合せもなく、もちろん
クレームもなし。 結局スタッフは不要と結論づけ、別の部署に異動となりました。
官僚組織がいい例で、管理部門は本質的に肥大化し易いとも言われます。
組織というものは、自浄作用に期待するのは困難で、ここにマネジメントの醍醐味
でもあります。これはまた、古くて大会社ほど顕著であるともされ、
「本当にその仕事は必要なのかな?」
会社からムダを一掃するには、常にその問いを忘れない様に、意識づけたいですね。
(一番の困り者は、やらなくてもいい仕事を完璧にこなす社員、
なんて皮肉も聞こえてきます。)
○ 顧客と会う時間をいかに増やすか
営業で一番大切なことは、これでしょう。ドラッカーは言います、
増やすことはできない。』
そうそのかけがえのない時間が奪われているとしたら、何に時間を取られているのか、
まずはそれを明らかにすべきということです。 (経営者の条件)
営業職で一番の時間浪費は、移動時間です。闇雲の営業スタイルでは、1日数件の
訪問に留まります。当社では訪問エリアを、週や曜日で決めて、エリアターゲットの
顧客・代理店アポを推奨し、前年比で3割増しの訪問件数を達成しました。
(2016年度、実績)
○ 一部会議室からは、イスを撤去
ドラッカーはまた、不毛な会議室は時間のムダ以外の何ものでもないとして、次の
ように批判しています。
何事もなしえない組織である。時間の4分の1以上が会議に費やされているならば、
組織構造に欠陥があると見てよい。会議が時間の多くを要求するようになってはならない。』
まったくそのとおりで、会議のための会議や長いだけで中身のない会議などは、
まさに貴重な資源である時間のムダそのものであります。
皆さんの会社は、こんな状況に陥ってはいませんか?
ドラッカーが言うとおり、そんな会議をやっている組織は明らかに間違っているし、
非生産的な会議は断固として退ける必要があります。
当社でも昨年、若手社員の改善提案を取り入れ、一部会議室からイスを撤去、脚の長い
テーブルを設え、立ち会議が励行されました。
すると立ちっぱなしは嫌とみえ、議論は活発化し、率直に迅速化。
社員アンケートでは、立ち会議は、感覚で従来比2~3割の時短効果を、
本社勤務約70%の社員が回答得られました。
○ 会議には目的意識を!
とどまらない。危険である。』 (経営者の条件)
何のための会議なのか、目的を明確にし、あらかじめそれを参加者に周知する。
できれば事前に資料も配布、皆が目を通しておく。
これなくして生産的な会議はありえないでしょう。
また人間の集中力には限界があるります。理想は「1会議1テーマ」、
4つ5つと議題を用意しても、なかなか実のある議論には展開しません。
あと議事録の作成も重要です。会議終了後は速やかに参加者へ回覧、情報共有を
図りたいです。
こちらも、参考までどうぞ。
○ おまけに ECRSの原則
ドラッカーの名言をひもとき、ムダを削減する効率的な方法につき、
レポートしてみました。経営学では、”ECRSの元則” を唱えます。
C Combine 結合
R Rearrange 再編
S Simplify 簡略
の頭文字です。 業務のムダ取り、簡単な様で奥深い。
常に頭の片隅において、生産性上げていきたいですね、それでは失礼します。
コチラの記事もいかがでしょうか ↓ ↓

本日は、失礼致します。
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