ところで乳がん検診の費用って、いくらぐらいかかるものなんでしょうね。
前回は乳がん検診のリスクとか、デメリットについてコメントしてみましたが、
http://kazizu14.com/archives/440.html 今回は費用面とか調べてみました。
乳がん検診の費用は、およそいかほどか?
乳がん検診と一括りにはできない様ですので、およその目途を示します。
(40才以上か未満か、検査内容、個人検診か、自治体検診か、会社の補助制度有無等
で条件が違ってくるってことなので。)
1 マンモグラフィ検診 : 5,000円前後
2 超音波検診(エコー) : 3,500円前後
1・2 計 : 10,000円前後
加えて初診料や診察代も含んで、15,000~20,000円ってのが、相場でしょう。
補足するとマンモグラフィ、エコー検査それぞれで映らない部分もあるようで、相互で
かつ触診検査(しこりやリンパの腫れをケアー)等でも補完し合うのがベターみたいですね。
出産経験などがないと、乳腺の圧迫等でかなり痛みを感じる人もあるようです。
※ 詳しくは、自治体や各医療機関に、必ずお尋ね下さい。
(ケースバイケースで特例などもあるかと。)
ところで死亡率を下げる効果はどうか?
前回 若い女性の乳がん発症は稀なので、いたずらに恐怖心あおったり、無症状の若い
女性に、むやみに検査を勧めるものではないって主旨で書き連ねました。
2015年学会の乳がん診療ガイドライン http://jbcs.xsrv.jp/guidline/ では、少なくとも
50才以上では、死亡率低減効果は17~30%ありと検診が推奨されてきました。
でもここ数年来、やはり欧米から乳がん検診の受診・非受診で、死亡率の有意差はないと
するレポートが相次いでいる一方、乳がんの診断数のみ全体で2割弱は増加しているとの
こと、何だか若年層の乳がん検診はあまり勧められない雲行きです。
(北斗さん 流れに棹さしてごめんなさい。 北斗さんは100%善意の発言だと思います。)
マンモグラフィ廃止を検討する国も散見
過剰診断は想定以上に多く、乳がん検診の死亡率低減効果が期待されるほどには、効果
なしとなると、検診効果には限界や不利益もあるとの認識は忘れるべきでないですね。
検診の受診率向上を訴えてきたピンクリボン運動も、方針転換しつつある様です。


理事長によると、スローガンからマンモグラフィを除き、誰もが行くべきと誤解されがちな
検診を、40才未満の人には、十分な関心を持ってもらい、気になる症状があったら医師に
相談して、個別に検査を受けて下さいとのスタンス、と言います。
一方で40才以上の方には、そもそも受診率が欧米の7~8割に比べて、日本は約40%
に留まり、欧米では過剰診断が問題とされるかたわら、日本では死を回避できるガンの多く
が見逃されており、日本は日本なりの対策を志ざすべきとの見解です。
それでも不安な若い女性はどうする?
乳房にしこりや痛み、ひきつりを感ずるなど気になる症状があるなら、まず専門医やかかり
つけの医者に相談することだろう。また母親や姉妹など身内に乳がん患者がいる人も発症
リスクは高いと見るべきで、3年周期で検査を意識するなど良いかもしれません。
いかがでしょう、一つ今後の北斗さんの動向なども、参考になりますね。 ガンで人生を
諦める時代ではありません。 過剰な情報に惑わされる事なく、適性な予防に努めたいですね。 最後までおつきあい、ありがとうございました。
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