字を書く機会って減ってますね~、そして字の苦手な人も、コツをつかめば美文字で、
上手に書けるんです。 そうワンランク上の美文字のコツを、10のテクニックで紹介
します。
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Contents
美文字のテクニック10点で、コツをつかむ!
1 手紙なら縦書き
横書きの便箋やノートって多いですが、日本語の文章ってそもそも縦書きです。かつて
漢字や仮名文字の文書は全て縦書きでした。文字の構造からも、縦書きの方が流れが出て
美しいんです。まずは手書きなら、縦書きの意識から始めましょう。
2 とにかく丁寧に書く
早く書くと達筆、なんて幻想です。文字にはリズムがあり、それを見極めれば、早く書く
必要なんてありません。丁寧に一文字に想いを込めて、ゆっくり書けばいいんです。
3 漢字は大きく、ひらがなは小さく
漢字はひらがなより画数が多く、その分スペースも多くが必要です。文字には正方形に
収めた方が良い字もあれば、長方形が適した字もあります。 漢字とひらがなで、大小
格差をつけて、文字列に変化をつけましょう。
4 横画を少し右斜に上げる
漢字の横画を真横に引くと、単調にうつります。やや右斜め上に、約5度程度傾斜を
つけて線を書くイメージでいきましょう。
5 横画とクロスする縦画は、少し右寄せ
十・中・山など中央の縦画は、真ん中に下ろさず、やや右に寄せましょう。これで字が
真正面を向かず、少し斜め向いて色気が出てきます。真正面を向いた文字は淡白です、この
ワンポイントが品のある個性を文字で演出しましょう。
6 四角を全てはふさがない
口・田・中など四角の箇所は、四隅をつなげると過度に緊張感や圧迫感が強まります。左上の
角はつなげず、空気の抜け道を作ります。これで文字に余白が増え、ゆったりと表現されます。
7 トン・ス~・トンの意識
書道で三折法と言うそうですが、起筆・送筆・執筆と言って、トン・ス~・トンのリズム
を想起して下さい。 これを意識して、最初しっかり止めて、線を引いて、最後もしっかり
止める。このリズムを忘れないで三折法です。
8 横線を細く、縦線を太く
縦画が太いと文字は安定します。電信柱と同じですね。 横画に対して縦が貧弱だと文字が
倒れそうです。縦画が続く場合は、右側をより太くです。川なら一番右、口も右側です。この
線の濃淡が文字をドッシリ構えさせます。
9 とめ・はね・はらいをシッカリ
文字に必ずつきもの、これらの意識だけでも美文字に早変わりです。
とめは、しっかり止める、少し右下に線を引く感覚。
はねは、線が徐々に細めるイメージ。
はらいは、一旦太く、最後に細く引き上げる。 それぞれキッチリとめ・はね・はらいです。
10 文字を続けて流れる様に
文章を書くので一文字一文字、心地よく途切れない様にしましょう。 最初の1画から、
次の字の1画目まで続けて書く意識です。文章に流れが出てきます。
以上 読み手を想い描いて、心を込めて書く、こういう心がけからですかね~~。
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